この記事では、ノートPCを使用して長時間の作業を行なっている方に向けて記載しています。実際に購入し2ヶ月導入してみてわかった効果(メリット)や購入時の選び方、おまけで使用した製品のレビューなどを紹介します。
- ノートPCスタンド導入で期待できる効果(メリット)を確認する
- 購入の際に気をつけるべきことを確認する
- (参考情報)実際に購入し2ヶ月使用した2つの製品(据え置き用/持ち運び用)のレビュー
もくじ
導入してみて実感した効果(メリット)
会社で使用する貸与PCがノートPCになり、昨年あたりからひどい首の痛みに悩まされていましたが、導入してから首の痛みを感じる機会が減少しました。(完治はしていない)
思い起こせば、導入前は身体を折り曲げるようにして、猫背で覗き込むようにして使用していましたので、知らず知らずのうちに、首・肩・腰に大きな負担を掛け、軽度のストレートネックを発症している可能性が高そうです。
我が家の在宅勤務環境では、長時間のTV会議や画面共有をしながら別のファイルを開くなど、高負荷な状態が長時間続きやすい環境です。ノートPCスタンドを導入してから、ノートPCが持つ熱が少なくなった気がしています。
導入してみて気づいた購入時に気をつけるべきこと
特に、サイズの大きなノートPCを使用している際には注意が必要です。できる限り、多くのサイズに対応したものを選択するのがおすすめです。(iPadや液晶タブを置くこともできます)
使用している机・椅子にあった高さに調節できるものを選びましょう。高さが低すぎる場合は猫背になり、肩こり・腰痛・ストレートネックなどの原因となります。一方で、高さが高すぎる場合についても、見上げる姿勢となりますので、首の負担の増加や目を見開くことによるドライアイの発症リスクが高まりますので、注意が必要です。モニタの最適な高さは、モニタ上部が目の高さと同じぐらいの高さか、やや下にくる位置に調整すると良いとされているようです。
角度調整については、外付けキーボードを使わない場合に特に重要になります。また、
可動部がノートPCの重量やパームレストに載せた手や打鍵時の振動により動いてしまったり、フレーム部分のしなりが大きいとかなり気が散ります。実物を確認できない場合は対荷重などを参考にして、そういうことのないものを選びましょう。
自宅での使用が主になる場合は、重量のあるのものを選ぶ方が剛性・安定感・機能の面で有利です。持ち運びを考慮する際は、できるだけ軽いものを選ぶ方が無難ですが、重量のあるものと比べると剛性・高さや角度の調節幅など性能面で劣ってしまうものが多いです。
ノートPCとスタンドが接する箇所に、ゴムやシリコン素材で保護されているものを選びましょう。大事なノートPCに傷がついてしまいます。また、盲点となりやすいですが、使用前にノートPCの側面だけでなく底面にもスタンドとの接点がないか確認しましょう。
こちらは、外付けキーボードを使用しない場合に特に気をつけて下さい。作業時にスタンドごと動いてしまうと、かなりのストレスになります。
まとめ
- 首、肩の疲労軽減(=姿勢改善)
- ノートPCの熱暴走が改善された
- 使用するノートPCの大きさに対応していること
- 高さ・角度が調節できること
- 十分な剛性があること
- 使用シーンに適した重量(形状)のものを選択する
- ノートPCと接触する面にクッションがあること
- 机と接する面に滑り止めがあること
(参考1)2ヶ月使用した製品のレビュー(据え置き用)
バリなどがなく滑らかに仕上げられており、アルミ合金の素材がApple製品とよく合います。また、MacBookを意識したカラーバリエーションになっています。
対荷重が20kgであり、現在発売されている一般的なノートPCを設置するには十分な剛性があります。また、本体重量が1.5kgほどあり、机との接地面にゴム足があるためスタンド自体のグリップについても安定感があります。
クッションがついていることにより、ノートPCへスタンドの金属部が直接接触することはありません。また、スタンドの底面に滑り止めが付いていることから、ノートPCがスタンドからズレてしまう心配もありません。
パームレスト(=キーボードがある下のスペース)とスタンドの接触面に段差があるものの、表面が滑らかに処理されており、手が触れても気になりません。また、MacBook Proを使用していますが、スタンドとMacBookProの接触している面が開口部に干渉せずにスムーズに開くことができます。
どうやって止まっているかわからない謎機構により、高さ・角度ともに無段階調節できます。
スタンドの底面部分が平らになっており、使用しない時は外付けキーボードを置いておくことができます。
iPadほどのサイズであれば、横置きでも縦置きでも問題なく設置することができます。
可動部分を動かすために、かなりの力が必要になります。私は、最初に一度位置決めしてから、ほとんど動かしていません。女性やお子さんは、大変な思いをするかもしれません。その分、ちょっとやそっとでは動くことがない安心感へと繋がっており、一長一短です。
ノートPCのキーボードを使用する際に、パームレストに手を置くと重さで、スタンドが若干しなります。神経質な方は、少し気になるかもしれません。
商品の評価とは直接関係ありませんが、このメーカーのAmazonのレビューは星の数が盛り気味であると捉えた方が良さそうです。理由としては、QRコードなどが同梱されており、レビューを記載するとBluetoothキーボードなどを配布するというようなことをやっているため、サクラレビューというほどではないものの手心が加えられている可能性が高いです。(実際、星数の多いレビューが非常に多い)
(参考2)2ヶ月使用した製品のレビュー(折り畳み用)
非常に軽量で、折り畳めるため外出先で使用するのに適しています。また、持ち運び用の収納袋も付属しています。
使用中はスタンドがほとんど見えないため、デンザインはあまり関係ないかもしれませんが、据え置き用と同様、アルミ合金の素材がApple製品とよく合います。
こちらも、机との接地面にゴム足があるため机の上で滑ることがありません。
こちらも、据え置き用のものと同様、ノートPCとの接触する面にクッションがついています。また、スタンドの底面に滑り止めが付いていることから、ノートPCがスタンドからズレることもありません。
どうやって止まっているかわからない謎機構により、高さ・角度ともに無段階調節できます。
ノートPCの底面の後部を持ち上げて角度を付けるつくりになっています。構造上、ノートPCを設置する角度を急にすれば、モニタの高さを上げることができますが、最大でも10cm程度の底上げにしかなりません。一般的な机の高さで使用する場合は、物足りなさがあります。