この記事は、現役エンジニア視点で「なぜMacを使うのか」や「Macを使用するメリット」を記載しています。ITに関わる仕事をしている方も、そうでない方も、参考にしていただければと思います。
かしぱん。
かしぱんの使用OS歴は、Windows歴20年以上、Mac歴は10年以上だよ。日々仕事でPCを使うITエンジニア目線で、Macを使うメリットを書いてみたよ。
この記事のポイント
- ハードウェアの品質問題の対応にも誠実!
- 問題解決が簡単!
- いつも新鮮な気持ちで使える!
- 長く使える!
- プライベートと仕事の区別が付けやすくなる!
- まとめ:仕事でも、プライベートでも使いたくなる要素がある
もくじ
ハードウェアの品質問題の対応にも誠実!
かしぱん。
かしぱんは、MacBook Air 2018を持ってたけど、慣れるまで手が疲れたし打鍵音が非常にうるさくて、静かなところで使うのは少し気を使ったね・・・。
Appleは、ソフトウェアが起因となる不具合はもちろん、ハードウェアの設計不良による品質問題に対しても誠実に対応しています。近年でいえば、バタフライキーボードの無償修理プログラムが有名です。他メーカでこういった対応をする場合は、身体へ危害を加える恐れのある不具合(バッテリーの発火など)によるリコールであることがほとんどです。(人知れず、自己申告があった場合のみ対応していることはあるかもしれませんが・・・)こういった対応をAppleが取るのは、以下の「販売戦略(ブランディング)」に起因しています。
Appleは昔から一貫して、製品のデザイン性や品質のみではなく、ユーザの使用体験に、偏執的なまでのこだわりがあります。その一貫した姿勢から、市場からは一種のブランド品として捉えられています。一部の信者からは神格化されるまでに至りました。そういった理由から、品質に対する問題が発生した際など、ユーザの大きな不興を買う芽は早めに摘み取る傾向にあります。(ユーザのApple製品に対する期待もとても大きく問題が大きく取り上げられやすいこともありますが・・・)
Apple製品はブランド品?
情報機器(PC・スマートフォンなど)の世界において、Apple製品はブランド品です。一般的な情報機器と比較すると「中古品の買取価格が非常に高値であること」と「中古品市場が非常に大きいこと」より、明らかです(10年前のMacでさえ1万円以上の値が付くことは普通です)。また、Apple自身もそのような売り方をしており、他業種(バッグや服など)のブランド品と同様、製品の品質だけでなく、ユーザの使用体験も非常に重要視しています(例えば、製品の購入からはじまり、開封〜製品購入後のアフターサポート、一切ユーザの手を煩わせることのない製品保障制度(AppleCare+)など)。 使用体験に対するこだわり=日常使用に直結するモノの高品質化
使用体験を重視するとユーザの使用感に直結する要素は大きな減点となります(例えば、ディスプレイの品質・キーボードの品質・スピーカの品質・ソフトウェアの使用感など)。Appleはそういった点をきちんと抑えた製品を出しているため、結果として大きな欠点のないバランスの良いものばかりとなっています。Apple製品は高価と思われがちですが、サービスを含む総合的な品質を考えれば、良くも悪くも価格相応だと言えるのではないでしょうか。Windowsをお使いの方は、ユーザ数や使用されている端末数はWindowsの方が多いとおっしゃられるかもしれません。しかし、ここで指しているのは、多種多様なメーカ・ハードウェアの構成で販売されているものの総数でなく、1メーカーのハードウェア1機種毎、1構成毎でみて多くの人が使っているという意味です。これは、製品が使用される環境が制限されることにより、製品に問題があればその再現性が高くなります。結果として、大きな問題があればAppleは言い逃れが難しくなり、対応せざるを得ない状況になります。(実際、よく訴訟も起きる)
【メリット2】問題解決が簡単!
Macは昔から、デザイナーの人々を除くと、モダン(現代的)なエンジニアやコンピュータサイエンスを学んでいるアカデミックなユーザが非常に多いです。そういった人々は、意欲的にトラブルシューティングを行い、簡単なトラブルであればAppleよりも早く問題を解決してしまうことも珍しくありません。また、彼らは自分の功績をWeb上に何かしらの形でアウトプットすることをライフワークにしていることが多く、前述した「多数のユーザが同じ端末を使うことになる」といった特徴もあり、自分が直面した問題を解決する助けになることが多いです。(こういった方々も、よくApple製品の品質問題を指摘する側でもあります)
AppleStoreの「ジーニアスバー」や提携している「正規サービスプロバイダ」に持ち込めば、即日修理が完了することが多いです。Windows製品のメーカではそういったところはほとんどなく、軽微な修理であっても工場への持ち込みとなってしまうことが多いです。こういったサポートが受けられることは、仕事で利用している人や忙しい生活を送っている人にとって、とてもありがたいこと思います。
オンライン(チャットや依頼ページ)、または電話で依頼をすれば、Appleで運送会社のピックアップの手配を行ってくれます。配送料が掛からないので、実店鋪に行くよりも時間も電車賃も節約できますので、待つことが出来る方には、とてもオススメです。(通常1週間〜10日、早いと3、4日で修理が完了して返送されてくる)
Appleのカスタマーサポートには、ソフトウェアの使用方法に関する問い合わせも可能です。例えば、動画の編集がしたいけどiMovieの使い方がわからない・音楽の録音がしたいけどGarageBandの使い方がわからないといったものでも問題ありません。もちろん、不具合の解決を望む場合など、技術的な問い合わせにも対応しています。ここまで手厚いサポートを行っているPCメーカは他にないと思います。
【メリット3】長く使える(サポート期間が長い)
現在最新のMacOS (BigSur)では、エントリーモデル(iMac、MacBookAirなど)は7年前まで、ハイエンドモデル(MacBookPro、MacProなど)については8年前の機種まで、サポートがされています。
Macは、7年前までの製品についてハードウェア修理のサポートがされています。サービスプロバイダを利用すれば、それ以上の修理などの対応が可能かもしれません。これは、デジタル製品としては非常に長いサポート期間だと思います。詳細は下記をご覧下さい。参考 保証期限の切れた Apple 製品の修理サービスを受けるApple Support
【メリット4】いつも新鮮な気持ちで使える
Macは毎年のように新しいバージョンOSにアップデートし、毎回目に見える変化があります。毎年のように新商品に買い替えなくても、新鮮な気持ちで利用でき、変化を楽しむことができるのはとてもありがたいことです。
MacOSのアップデート
直近のBigSurでは、SoC(M1)へのネイティブ対応やiOSの使い勝手に近づけたアップデートを行っています(通知センターやコントロールセンターの実装など)。また、1つ前のバージョンであるCatalinaではSideCar(iPadをMacのディスプレイとして利用する機能)が実装され、どちらのアップデートも、ユーザ体験を大きく変えるものでした。【メリット5】プライベートと仕事の区別が付けやすくなる!
これは、個人的なお話ですが、私はプライベートの時間では極力仕事のことは考えずに済むよう生活しています。それには、「仕事を連想させるものを極力遠ざける」ことが重要だと思っています。例えば、移動時には極力通勤ルートを避ける、プライベート用と仕事用の鞄は分けるといういったことです。そういった生活をする上で「仕事道具が視界に入る」のは当然避けなければなりません。とはいっても、元々はコンピュータが好きでIT業界に入った私は、生活からPCを完全に排除することはできませんでした。そういった状況の中でも、「見た目」「使用感」共に、出来る限り仕事道具と遠い位置にあるコンピュータがMacだったのです。
まとめ
ここまでのお話をまとめると使用感・トラブル対応の容易さ・メーカのサポートの手厚さなど、非の打ち所がありません。前述した【メリット5】に反してしまいますが、Macは環境さえ許せば、仕事でもプライベートでも使いたくなるコンピュータです!