【不人気】予想通り全く売れてないiPhone12 miniの行く末を予想してみる。

 この記事では、iPhone12 mini全く売れていない理由とiPhone13(次期iPhone)以降にminiシリーズの発売があるかを予想します。
この記事のポイント

iPhone12 miniが売れていない理由を考えてみる

これまでの製品リリースの流れを振り返ってみる

miniシリーズの行く末を予想する

https://apple-casualsanzai.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_3704-e1611058326299.jpgかしぱん。

案の定、iPhone12 miniが全然売れていなくて、かしぱんは悲しい。みんな、あんなに小さいiPhoneが欲しいといっていたのに!

日本の状況:BCN週間売れ筋ランキング( 集計期間:2021年01月11日~01月17日)


1位 アップル iPhone SE 64GB(SoftBank)(2nd) 発売年⽉ 2020年05月
2位 アップル iPhone SE 64GB(au)(2nd) 発売年⽉ 2020年05月
3位 アップル iPhone 12 128GB(au) 発売年⽉ 2020年10月
4位 アップル iPhone 12 128GB(SoftBank) 発売年⽉ 2020年10月
5位 アップル iPhone SE 64GB(NTT docomo)(2nd) 発売年⽉ 2020年05月

6位 iPhone 12 Pro 128GB(au) 発売年⽉ 2020年10月
7位 シャープ AQUOS sense4 SH-41A 発売年⽉ 2020年11月
8位 アップル iPhone 12 128GB(NTT docomo) 発売年⽉ 2020年10月
9位 アップル iPhone 12 64GB(SoftBank) 発売年⽉ 2020年10月
10位アップル iPhone 12 Pro 128GB(SoftBank) 発売年⽉ 2020年10月

27位 アップル iPhone 12 mini 128GB(SoftBank) 発売年⽉ 2020年11月


引用元のアーカイブ

http://archive.today/2021.01.22-052731/https://www.bcnretail.com/research/ranking/list/contents_type=36

bcnretail.com

アメリカの状況:米調査会社CIRPのレポート

2020年末に発売されたiPhone 12シリーズの売上が全体的に好調ななか、iPhone 12 miniだけが伸び悩み「アップルを失望させた可能性が高い」との調査結果が報じられています。iPhone 12シリーズのうち最も売れたと見られるのがiPhone 12ですが、iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxもおよそ同じ比率(約20%)となっています。対照的に2019年にはiPhone 11販売が約39%と飛び抜けていましたが、2020年モデルではLiDARスキャナを備えたProモデル人気が際立っていることを反映しているのかもしれません。

これとは対照的に、iPhone 12 miniはiPhone総販売台数(2020年10月~11月)の約6%しか売れなかったとの推測も伝えられています。CIRPパートナーで共同創業者のマイク・レビン氏いわく「アップルを失望させた可能性が高い」とのことです。一応はiPhone 11や第2世代iPhone SEのシェアをわずかに上回っていますが、他のiPhone 12シリーズとほぼ同じ機能を小さな筐体に詰め込んだ新鋭機としては満足のいく結果ではないでしょう。

引用元:https://japanese.engadget.com/iphone12-mini-apple-disappointed-023056186.html

engadget日本語版

iPhone12 miniが売れていない理由を考えてみる

元々、需要がなかった


「画面が小さい」こと自体がスマートフォンのトレンドから外れている

 最初のiPhoneが発売されてから現在まで、スマーフォンの画面を小さくしようという流れは、一度も起きていません。Androidのスマートフォンのラインナップをみればわかる通り、世界的にみると折り畳んででも大きくしようという流れが主流です。また、(手が小さいから)iPhone12 miniを望む声が大きかったであろう日本でさえ、国産のAndroidスマートフォンでディスプレイを小さくしようという流れはみられません。

 実際の使用感はどうかというと、1度大きなサイズのディスプレイを経験すると小さなディスプレイに戻るのは、かなりの苦痛を伴います。理由としては、デフォルトの文字サイズなどの表示設定を小さして表示領域を確保するか、文字サイズを大きくして視認性を確保するしか選択肢がなく、いずれにしても非常に使いづらく感じるからです。したがって、既にホームボタンレスであった機種からの乗り換え需要は、あまり期待できなかったと思われます。また、小さなiPhoneを望んでいる人の声として、「片手操作」を挙げている人が多くいましたが、ベゼルを削ったiPhone12 miniのサイズでも画面上部に指が届かず、ストレスのない「片手操作」は現実的ではありません。どちらにしても、両手で操作するのであれば、小さいことにメリットはありません。ポケットに入りさえすれば、ディスプレイサイズは大きい方が視認性がよく、電池容量も確保できることから駆動時間も長くできるため、使いやすいと考える人が多いでしょう。

「小さいiPhoneを望んでいる人」には、色んな人が存在している

 具体的にいうと「価格重視派」と「性能重視派」が居たと思います。現状の売れ筋iPhone SEであることを考えると、「小さいiPhoneが欲しい人」は価格重視派が大多数だったということになり、iPhone12 miniはあまり需要がなかったと考えられます。

タイミングが悪かった(自社製品で需要を食い合ってしまった)

 「小さいiPhoneを望んでいる人」には、色んな人がいると前述しましたが、iPhone78からの乗り換えで、「最新のチップ・FaiceIDが載っていて、iPhone12より小さくて安いなら欲しい」という人は一定数いたはずです。では、なぜ過去形なのかというと、そういった人の多くがiPhone SEをiPhone12 miniが出る前に買ってしまっていたためです。iPhone12 mini発売時には買い替えを検討する状況ではない人が多かったのではないかと考えられます。

https://apple-casualsanzai.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_3704-e1611058326299.jpgかしぱん。

かしぱんは、iPhoneⅩのディスプレイが10月の末頃に壊れたんだ。iPhone12の発表が来るのがわかっていた時期で、iPhone11を買うのは抵抗があったし少し待てば値下がりするのがわかっているiPhon11を買うのも抵抗があって、iPhoneSEに乗り換えたんだよ・・・。iPhoneSEのおかげで助かったけど、iPhone12 miniほしかったな・・・。

これまでリリースされてきた製品の流れを確認する

 iPhone12 miniが出るまでの「小さなiPhone」は、イコール「廉価なiPhone」でした。具体的にいうとiPhoneSE(第一世代)は、iPhone6、iPhone6Sの筐体を流用した廉価品で、iPhoneSE(第二世代)は、iPhone8の筐体を流用した廉価品です。以上のことより、1世代前のモデルのディスプレイサイズがたまたま小さかっただけであり、Appleは意図的に小さなiPhoneをリリースしていたわけではなかったのではないかと思います。

mini シリーズの行く末を予想する

次期iPhone(iPhone13?)ではなくなる?

 iPhone13シリーズであまりにも売れなかったため、なくなってしまう可能性がが高いのではないかと思われます。

廉価版シリーズとして生き残る?(iPhoneXR発売から、2年以上経過・・・)

 これまでリリースされてきた製品同様、次期廉価版シリーズもおそらく発売されることが予想されます。ここまで触れてきませんでしたが、iPhoneXRの製造終了がそろそろ近いと思われます。本来であれば、次期廉価シリーズはこの製造ラインを流用して作られるのが自然な流れです。しかし、iPhone12 mini製造ラインをすぐになくしてしまうことは考えづらいので、次期廉価版シリーズに流用するんじゃないかと、かしぱんは予想しています。